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【NFT・仮想通貨】よく目にするERCって、何?

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ERCって、よく聞くけどなんだろう

ERCのことがわかると、NFT、仮想通貨の理解が深まるよ!!

この記事でわかること

ERCとは

なぜERCという規格が使われているのか

ERCの種類と特徴

ERCとは

正式には、Ethereum Request for Comments。イーサリアム上で行われる開発やトークンなどの共通規格で、

イーサリアム技術提案とも訳されます。

イーサリアムのブロックチェーン上にトークンを導入する際に使われるスマートコントラクトの規格です。

イーサリアムブロックチェーンのソースコードはGithubに公開されています。

だれでも、このコードをベースにしてブロックチェーンを構築することができます。

「ERC」の後の番号は、Githubで提案された順番を示しています。

ERC-20なら20番目ということです。

数字が大きい=よりよい規格というわけではありませんのでご注意ください。

なぜ、ERCという規格が使われているのか

なぜ、ERCという規格、端的に言えば標準化が行われているのかといえば、

異なるサービスで互換性を持たせることができるようにするためという理由があげられます。

同じ標準の規格でトークンを作れば、プラットフォームやウォレットが異なっていても同じように扱うことができるからです。

例えば、OpenSeaやRaribleという異なるプラットフォームですが、ERCという標準の規格で作成することで、売買やオークションができるといった具合です。

ここから、具体的なERCを見ていきましょう。

記事を読み進めていくにつれて、

ERCのもつ課題解決が図られていくイメージで読み進めてみてください。

ERCの種類と特徴

ERC‐20

暗号資産でよく耳にする規格だと思います。出発点と考えてもいいかもしれません。

特徴:アドレス間のトークンの送受信ができます。トークンの最大発行枚数を設定できる。暗号資産を発行できる。基本的な機能のみ。

基本的な機能のみですが、現在ほとんどの規格がERC20トークンです。ここが最大の特徴といえます。

つまり、この規格でつくっておけば、新しくでてくる個別の通貨への対応をせず、互換性を生かして繋がることができるわけです。

代表的なトークンの例:バイナンスコイン(BNB)、ステーブルコイン(USDT,USDC等)

ERCー20は、2015年に開発された規格です。

当然その問題点を改善した規格、新しい機能をもった規格も出てきています。

ERC-223

ERC-20での課題を解決するために2017年3月に誕生した規格です。

特徴:GAS代という手数料が安い。送金するアドレスに送金申請を行い、アドレスがあるのかを確認が終わってから実行がされるので、セルフGOXのリスクが軽減できる。

ERC‐721

NFTを触っていると目にする規格です。2017年9月に誕生しています。

注目を集めたのは、NFTゲームの王道であるCryptoKittiesがこの規格を採用しているところからです。

特徴:NFTの作成ができる。NFTは、所有権証明の役割をもつ。

NFTについては、念のためおさらいします。

NFTとは、Non-Fungible Token(ノンファンジブルトークン)の略です。

日本語では、非代替のトークン、唯一無二ということです。

この規格は、データに固有の名称・デザイン・トークンIDのような情報を付与することができるので、唯一性が実現できます。

ERC‐1155

ERC20、ERC721を特徴を併せ持ったハイブリッドな規格とも言われています。

マルチスタンダードトークンとも呼ばれています。

シンガポールのブロックチェーン企業であるENJINが作成した規格です。

規格開発を行った背景として、ブロックチェーンゲームはゲーム内で利用されるアイテムやキャラクターをトークンとして扱っています。それらの管理は、とても複雑な仕組みだったからです。

特徴:複数のトークン(例えば非代替のトークンと代替のトークンの両方)を一度に送信できる。複数の相手にまとめて複数のトークンを送ることができる。

まとめ

ERCについて、あまり馴染みがなかった方、知らなかった方には、イメージが少しついてもらえれば幸いです。NFT,仮想通貨に触ると様々な用語がでてきます。特に気に留めなくても、取引はできます。

ただ、本質的な技術の中身を知っているとより理解が深まるし、騙される危険も回避できるのではないでしょうか。

少しでも参考になっていたら嬉しいです。

もし、仮想通貨に触っていない方がいれば、とりあえず口座開設はしておきましょう。

以下の記事を参考にしてください。

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