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独自コントラクトと共用コントラクトって知ってる?

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なんか聞いたことあるんだけど、あまりよくわかっていないのよねえ。。

ここがわかると、OpenSeaでの売れ筋もみえてくるよ

この記事でわかること

・独自コントラクトと共用コントラクトの違い

・独自コントラクトと共用コントラクトのメリット、デメリット

ここから解説していきます。

独自コントラクトとは、

プラットフォームに依存していない、自分が作成したスマートコントラクト(※)

共用コントラクトとは、

NFTマーケットプレイスが作成したスマートコントラクト

(※)スマートコントラクト;ブロックチェーンで動作するプログラムのことで、ある一定の条件がそろうと自動的にプログラムが発動します。人が介入することなく行われて、かつ取引の履歴がブロックチェーン上に残るので不正が起こりにくい特徴があります。NFTは、イーサリアムのスマートコントラクト規格であるERC721が使われています。自動売買ができたり、二次流通時に利益分配できるのは、このスマートコントラクトのおかけである。

例えば、自分の作品をOpenSea上で作成した場合どちらなのか気になりますよね。

確認する場所があります。

OpenSeaで有名なBAYCを検索します。でてきた作品を開いてみてください。

画像の下に表示されているDetailsをみるとContract Addressという部分があります。

ここの右の表示されているアドレスをクリックしてください。

713 - Bored Ape Yacht Club | OpenSea

クリックするとイーサスキャンというページに飛びます。

このページでTokenTracker:という部分をみると作品名の記載があるものが、独自コントラクトで作成された作品です。

Bored Ape Yacht Club: BAYC Token | Address 0xbc4ca0eda7647a8ab7c2061c2e118a18a936f13d | Etherscan

では、一方、OpenSeaの共用コントラクトで作成(ミント)した作品はどうか、

→作品名ではありません。

独自のスマートコントラクト規格である「opensea contract」になっているのがわかると思います。

OpenSea: OPENSTORE Token | Address 0x495f947276749ce646f68ac8c248420045cb7b5e | Etherscan

ちなみにオープンシーのコントラクトアドレスは、

0x495f947276749Ce646f68AC8c248420045cb7b5e

共用コントラクトで作成したものは、すべて同じです。つまりは、発行しているのは、コレクションの作成者ではなく、OpenSeaです。

それを知ってどういう意味がある、と疑問に思うと思います。

ここからは、独自コントラクトと共用コントラクトのメリットデメリットを説明します。

独自コントラクトのメリットデメリット

プラットフォームによる影響をうけない。

例えば、最近OpenSeaでは以下のような発表がありました。(すぐに撤回されましたが)

・1アカウントあたり5コレクションまで

・共用コントラクトで発行できるのは、1コレクションあたり50点までという制限

まさに、マーケットプレイスに依存していると起こりうることとして予測はしつつも、

自分でコントロールができない部分なので、なんとも解決しがたい話です。

複数のマーケットプレイスで販売が可能

OpenSea以外のどのマーケットプレイスでも販売が可能。もし、OpenSeaではない別の巨大プラットフォームが出てきた場合には、乗り換えができる。

発行元が明確

コレクションの作成者に所有する権利がある。コレクション名も明記される。ロイヤリティは、他のマーケットプレイスで販売しても確保ができる。

購入する側も安心感がある。

取引履歴が明確

OpenSeaでミントしたNFTはOpenSea内での流通しか取引の履歴がのこりませんが、独自コントラクトの場合には、他のマーケットプレイスで二次流通がおきた場合でも取引履歴がわかる。発行元がわかるので安心感がある。

作成、ミントに費用がかかる

OpenSeaのコントラクトを利用する場合には、かからないのですが、独自コントラクトの場合かかります。

作成だけでなく、ミントする際にも費用がかかります。

ETHの相場にもよりますが、5万円から10万円程度かかりそうです

すでに走っているコレクションを途中で独自コントラクトに変えることはできない

現在作成しているものが、OpenSeaの共用コントラクトアドレスで作成されたものなら、それとは別でコレクションの作成が必要です。

共用コントラクトのメリットデメリット

作成の費用が低価格

数千円程度で作成ができ、Polygonで作成した場合無料です。

独自のコントラクトを用意しなくていい

独自で用意する場合には、手間がかかる。

プラットフォームによる制限をうける

OpenSeaによって、コレクションへの制限がかかるとその影響を回避するすべが現状ない。

他のプラットフォームに持ち出し販売することができない

OpenSea以外のプラットフォームで販売をしたい場合でもそれを実現できない。あくまで所有者は、OpenSeaだからです。

発行元の特定が困難になる可能性がある

仮にOpenSeaがなくなってしまった場合には、発行元がなくなってしまうことになり、発行主体であることを証明することができなくなる可能性がある。

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